アフターピルは薬局で購入できる？購入方法とオンライン診療おすすめクリニック紹介

アフターピルを薬局で買うことができるのか気になっている方が多いのではないでしょうか。こちらの記事では、アフターピルが買えるところを詳しくご紹介します。信頼できるところでアフターピルを購入し、望まない妊娠を防ぎましょう。

アフターピルは薬局では買えない！

アフターピルは薬局やドラックストアでは、基本的に購入できません。アフターピルの処方箋無しでの販売は、国で認められていないためです。アフターピルは医師の診察を受けた上で、処方してもらう必要がある医療用医薬品です。産婦人科を受診する以外に、オンライン診療を利用することも可能です。

ただし、2023年11月から一部の薬局（全国145カ所）にて、医師の処方なしでアフターピルを購入できる試験販売が開始されています。（2024年7月現在継続試験中）

アフターピルを薬局にて試験販売しているが条件がある

• 電話で購入を希望する薬局への事前相談
• 研究への参加同意
• アンケートへの協力
• 公的身分証明書の提示
• 薬局で薬剤師と面談
• 薬剤師が確認できる状態での服用
• 16歳以上で未成年（18歳未満）の場合は保護者の同意

緊急避妊薬の試験販売は、厚生労働省による、処方箋なしでも緊急避妊薬を適切に利用できる仕組みを検討するための調査研究の一環です。公益社団法人日本薬剤師会が受託し実施しています。

一般販売ではなく試験販売のため、身分証明書の提示や薬剤師との面談、2回にわたるアンケートへの協力が必要です。アフターピルを条件などなく薬局で当たり前に購入できるアメリカやヨーロッパと比べると、まだまだ手軽に購入できるわけではありません。費用も7,000円～9,000円程度必要で、もっと手軽に購入できるアフターピルの市販化を求める声が挙がっています。

 

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アフターピルはどこで買える？薬局では買えない理由

アフターピルの市販化が求められているのに、なかなか薬局で販売されないのには理由があります。薬局で買えるようになれば、いち早くアフターピルを手に入れられる反面、リスクも生じます。こちらでは、薬局で買えない理由を詳しく解説していきます。

もしもアフターピルが薬局で購入できたら…

• 避妊無しでの性行為の増加
• 性感染症のリスク増加
• 転売や犯罪への悪用
• 服用後の妊娠への対応の遅れ
• 性暴力やDVの気づきや相談機会の減少

上記のようなリスクは、公益社団法人日本産婦人科医会による緊急避妊薬の処方における課題の中でも、アフターピルのOTC（薬局などで買える市販薬）化により懸念されることとして取り上げられています。

アフターピルは避妊に失敗した時や性暴力被害にあった時など、緊急性のある場合に用いられる薬です。しかし、薬局で手軽に購入できるようになると、避妊に対する意識低下につながり、逆に望まない妊娠が増加する可能性もあります。

また、性暴力被害の発見や相談機会が減ってしまい、女性が一人で悩みを抱え込んでしまうことも考えられます。アフターピルの薬局での販売には、性教育の知識をさらに広めていく必要があります。

アフターピルは副作用・服用について説明してからでないと処方できない

• 吐き気・眠気
• 倦怠感・疲労感
• 乳房の張り
• 腹痛等の胃腸障害
• 頭痛やめまい
• 避妊率は100%ではない

アフターピルが薬局で購入できるようになると、上記のような副作用やリスクについての説明が不十分になることが危惧されます。副作用は24時間以内または数日以内に収まることがほとんどで、副作用が起こる確率は低めです。

しかし、副作用が起こらないとは限らないため、あらかじめどんな副作用があるのかを理解しておき、適切な対処ができるように備えておく必要があります。例えば、副作用で吐き気が起こり、実際に嘔吐してしまった場合は再服用が必要となるケースも考えられます。アフターピルを服用する際には、副作用やリスクについてもあらかじめ知っておくことが大切です。

アフターピルの服用後に何かあっても薬局では相談できない

• 副作用が起こった際相談しづらい
• 避妊効果があったか確認しづらい
• 妊娠への対応が遅れる場合がある

アフターピル服用後に副作用が起きたり、きちんと避妊できているか確認したい時に薬局では相談できないことが考えられます。産婦人科の受診を進められる可能性が高いです。

副作用が起こる可能性は稀ですが、産婦人科を受診していれば万が一何らかの症状が現れた場合に、相談しやすく迅速な対処が期待できます。また、産婦人科では妊娠への対応が遅れないためにも、アフターピルを処方する際に約3週間後の再受診を推奨する等の対処がなされています。

薬局での販売には、販売後のアフターフォローやトラブル時の対処法についても、検討する必要があると言えるでしょう。

アフターピルを1日でも早く処方してもらう方法

アフターピルを薬局以外で購入する方法は、産婦人科・クリニックなどでの処方に加え、オンライン診療を利用して処方してもらう方法があります。それぞれメリット・デメリットがあり、自分の状況に合わせベストな購入方法を選ぶことが大切です。こちらでは、それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。

産婦人科・クリニック・病院などで処方してもらう

産婦人科などを利用する大きなメリットは、信頼度が高く安心感が強い点です。医師と直接話ができ、血液検査などの詳しい検査を受けた上でアフターピルの処方をしてもらうことができます。しかし、診療時間や休診日が決まっていて、決められた時間内に病院へ足を運ばなくてはなりません。

産婦人科などで処方してもらう方法は、かかりつけ医がいる方や妊娠以外に婦人科系で気になることがある方におすすめです。また、処方後すぐにアフターピルを受け取れるので、今すぐ病院に行けるという場合は利用してみてください。

オンライン診療を利用してどこからでも処方してもらう

オンライン診療では、スマホやパソコン上で夜間や休日にも診療・処方が受けられ、自宅までアフターピルを届けてもらえるところがメリットです。病院へ足を運んだり待ち時間が発生して、人目につく心配がありません。一方、アフターピルの発送が遅かったり診察が簡易的なオンライン診療もあるとことはデメリットです。

しかし、オンライン診療の中には、アフターピルの発送が早いところや、診療が丁寧だったり相談を気軽にできる環境が整えられているところもあります。オンライン診療の選び方に注意して、信頼性や満足度の高いところを選びましょう。

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アフターピルの種類・料金相場

アフターピルには「72時間用」「120時間用」の2種類があり、他にも中用量ピルを用いた緊急避妊方法があります。また、それぞれのアフターピルの特徴や避妊率・料金などには違いがあります。アフターピルを選ぶ時には、どのような種類があるのか確認した上で、自分に合ったものを選びましょう。

・ここは料金相場に関する内容にしましょう。

72時間用アフターピル

・商品名が複数の場合は「・」をつけるようにしましょう。

72時間用のアフターピルで一般的な種類は「ノルレボ」「レボノルゲストレル」で、費用は8,000円～15,000円程度です。性行為後72時間以内に1錠服用します。

避妊率は性行為後24時間以内の服用で約95％、48時間以内で約85％と服用のタイミングが早いほど、効果が高いのが特徴です。また、性行為後72時間以上経過した場合でも、全く効果がなくなるわけではなく、72時間～120時間以内の服用でも避妊率は約60%あります。

72時間用アフターピルは、日本で認可されている薬にこだわる方や肥満体型でない方、性行為後の時間が経過していない場合におすすめです。

120時間用アフターピル

120時間用アフターピルの「エラワン」「エラ」は、日本ではまだ認可されていませんが海外では一般的な種類です。120時間以内に1錠の服用が必要で、費用は10,000円～20000円程度です。120時間以内の服用で約98％と高い避妊率があります。

120時間以内であれば性行為後の経過時間に関わらず、高い避妊効果の維持が期待できます。また、BMI値30以上の肥満体型でも避妊効果が低下することもないのが特徴です。120時間用アフターピルは、高い避妊効果を求める方や肥満体型の方、性行為後72時間以上経過してしまっている場合にもおすすめできます。

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ヤッペ法

ヤッペ法は中用量ピルの「プラノバール」を用いる避妊方法です。アフターピル（緊急避妊薬）が使用され始める前から行われている従来の避妊方法で、1回2錠服用後、12時間後さらに2錠服用します。費用は5,000円～8,000円程度です。

避妊率を時間別にみると、性行為後24時間以内で77％、48時間以内で36％、72時間以内で31％と低く、アフターピルよりも副作用が起こりやすいのが特徴です。

費用が安く済むというメリットはありますが、望まない妊娠を避けるためにも、72時間用・120時間用アフターピルをおすすめします。

アフターピル服用後から効果が現れるまでの期間

アフターピル服用後には、早ければ2～3日、遅くても2週間以内に消退出血が起こります。消退出血とは、アフターピルの効果で子宮内膜が剥がれて起こる出血です。受精卵は子宮内膜に着床するため、子宮内膜が剥がれてしまえば妊娠する可能性はかなり低くなります。

また、避妊が成功している場合には、アフターピル服用後3週間以内に次の生理も起こります。アフターピルの効果があったかどうかは、消退出血や次の生理の有無で確認しましょう。

ただし、避妊が成功しているか正確に判断するためには、妊娠検査薬の使用や産婦人科の受診をおすすめします。

アフターピルをオンライン診療で処方してもらうまでの流れ

アフターピルがオンライン診療で買えるといっても、オンライン診療を利用したことがないから不安…という方も多いのでは？こちらでは、オンライン診療でアフターピルを処方してもらうまでの流れを詳しく解説します。事前に流れを確認して、安心して利用できるようにしていきましょう。

カウンセリング予約を入れる

ネットまたはLINE等でカウンセリング・診察の予約を入れます。事前に会員登録やアプリのダウンロードが必要な場合があります。

事前問診に回答する

スマホやパソコンで問診表に回答します。受診理由や既往歴・内服薬、アレルギー歴などの質問事項への回答を済ませましょう。

オンライン診察を受ける

予約した日時に医師のオンライン診察を受けます。不安なことや質問があれば、気軽に相談してください。

アフターピルの種類を決める・処方

アフターピルの種類を決めて説明や注意事項を確認した上で、処方を受けます。

支払い・配送手配

支払方法を選択して支払いを完了し、配送場所や配送日時の選択等、配送の手配を行います。

自宅などで受け取る

配送した場所にアフターピルが届くので受け取り、服用しましょう。

アフターピルはオンラインでの処方を

オンライン診療はスマホやパソコンで、手順通りに進めていくだけと操作は簡単です。空きがあればすぐ診察してもらったり、都合に合わせて日時を指定して予約することも可能です。診察は電話やビデオ通話等で行われます。

配送はポスト投函の場合や宅配便等、オンライン診療によって異なります。どちらにしても、外装では中身がアフターピルとわからないように配慮されていているので、外装で配達員や家族にバレる心配はありません。オンライン診療が初めてでも安心して利用してみてください。

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アフターピル服用で注意すべきこと

アフターピルは性行為後なるべく早く服用するほど避妊率が高くなりますので、手元に届いたらすぐ服用しましょう。ノルレボ・レボノルゲストレルの避妊率は約85％ですが、24時間以内の服用であれば約95％です。

また、セイヨウオトギリソウ（セントジョーンズワート）や女性ホルモンを補給するようなサプリメント、抗けいれん薬・抗結核薬・抗生物質等の併用注意薬（併用禁忌薬）との併用は、効果が薄れたり副作用の症状が強く現れる場合があります。普段飲んでいるサプリメントや薬は診察時に正確に伝えて、医師に相談した上で服用しましょう。

アフターピル処方のオンラインクリニックの正しい選び方

オンライン診療で失敗しないためにも、アフターピル処方のオンラインクリニックの正しい選び方をチェックしておきましょう。

[box class=”box31″ title=”オンラインクリニック正しい選び方3選”]

1. とにかく安く済むクリニックを選ぶ
2. ピルの種類が豊富なクリニックを選ぶ
3. 1日でも早く届くクリニックを選ぶ

[/box]

どんなオンラインクリニックを選べば良いのか、各選び方のポイントを詳しく解説していくので参考にしてみてください。

安く済むオンラインクリニックを選ぶ

オンラインクリニックの料金はさまざまなので、とにかく安く済むオンラインクリニックを選ぶのがおすすめです。オンラインクリニックでは、アフターピルの費用だけでなく、診察料や配送料が別途必要になるところが多いです。全ての費用を合わせると高額になる場合もあるので、予め総額を確認してから利用するのがおすすめです。

1日でも早く自宅に届くオンラインクリニックを選ぶ

アフターピルはなるべく早く服用した方が高い避妊効果が期待できるので、1日でも早くアフターピルが届くオンラインクリニックを選んでください。クリニックによっては当日中に発送してくれたり、対象地域内であればすぐに届けてくれるところもあります。

・すぐとは具体的jに何分くらいか。

また、配送の早さだけでなく、処方までがスムーズに進められるかどうかや、24時間診察を受け付けてくれるかなど、すぐ利用できるかどうかも確認しましょう。アフターピルをいち早く手にしたい時におすすめなクリニックは、以下の3つです。

アフターピルのオンライン処方におすすめのクリニック5選

アフターピルをオンラインクリニックで処方してもらう場合は、1日でも早く服用できるように、即日処方・配送をしてもらえるところがおすすめです。おすすめのオンラインクリニックは以下の5つです

あしたのクリニック

出典：あしたのクリニック

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アフターピルが安くて効果が高い

あしたのクリニックの72時間用アフターピルは、「マドンナ」という種類で、ノルレボと同じ有効成分である、レボノルゲストレルを含有しています。ノルレボ錠（国内先発品）の平均価格は15,000円〜20,000円程度ですが、あしたのクリニックのマドンナなら、8,800円で購入可能です。

安いと言っても、マドンナの避妊率は性行為後24時間以内の服用で98%、24時間～72時間以内の服用でも95%と非常に高くなっています。また、120時間用アフターピルもあるので、高い確率で望まない妊娠を防ぎたい方は、あしたのクリニックを選んでみてください。

毎日18:10までの診察完了で当日発送

あしたのクリニックは毎日18:10までに診察を完了すれば、アフターピルを当日中に発送してくれます。遅い時間まで当日発送が受付られているので、受診が遅くなってしまった場合でも、アフターピルの早い到着が期待できます。処方までに要する時間も最短10分なので、仕事の休憩時間などの隙間時間に利用することができるのも魅力です。

また、東京23区内ならエクスプレス配送（追加料金5,500円）を利用でき、診察完了から最短1時間でアフターピルを受け取れます。通常配送でも最短翌日には届き、配送後の追跡サービスも付いているため配送状況を随時確認できるのも安心なポイントです。

女性だけでなく男性からの受付も可能

あしたのクリニックは女性からだけでなく、パートナー女性の身分証明書があれば、男性からの診察受付も可能です。女性から相談しづらい場合や、女性任せではなく男性としてちゃんと責任を持ちたい時は、男性からの診察受付を利用してみてください。

診察受付はLINEから可能で、不明点や不安なことがあればLINE上で質問できます。アフターピルのLINE診察実績も30,000件以上（2022年10月～2023年10月）と豊富です。24時間利用可能なので、まずはLINEの友だち登録をして気軽に相談してみましょう。

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特急ピル

出典：特急ピル

＼最短5分とスピーディーな処方／

最短5分で処方&最短30分で到着

特急ピルは処方までの早さが魅力のオンラインクリニックです。24時間すぐに診察受付ができ、最短5分で処方を受けられます。相談は無料なので、まずは相談したい方も利用しやすいのっが特徴です。

処方を受けてからの発送も早く、18:10までの決済完了で当日発送、最短翌日にアフターピルが届きます。特急配送も用意されていて、東京23区内であれば追加費用（5,500円～）を支払えば、最短30分でアフターピルを受け取ることも可能です。最短30分だと産婦人科へ出向いてアフターピルをもらうよりも、早くアフターピルを手にできるでしょう。

顔出し不要のLINE診察

オンラインと言っても、医師に顔を見られるのが恥ずかしいという方は、特急ピルなら顔出し不要で診察を受けられます。LINEで問診に回答し、医師の診察もLINEか電話を選択可能です。会話が苦手という方も、LINEなら話しやすいという方も多いのではないでしょうか。

また、スマホ操作が苦手な方でも、LINEなら使い慣れていることが多い機能なので簡単に手続きを進められます。登録者数も8万人と、多くの方が利用しているのも信頼できるポイントです。オンライン診察は24時間受け付けられているので、夜遅めの時間に利用したい方にもおすすめです。

男性名義の支払い&後払いも可能

アフターピルの料金は男性側が負担するという場合も多いでしょう。そんな時でも特急ピルなら、男性名義での支払いが可能です。支払い払い方法も豊富で、クレジットカード払いの他、銀行振込や後払い決済もできます。

後払い決済は注文確定後に、コンビニや銀行ATM（Pay-easy） にて、10日後までに支払いすれば良い方法です。今すぐお金がないという時でも、支払い前にアフターピルを手に入れられます。支払いに困ってアフターピルの入手が遅れないよう、予め支払い方法の選択肢が多い特急ピルを選んでおくのもおすすめです。

＼顔出し不要で診察OK／

個人輸入のアフターピルを購入するのは絶対にNG！

アフターピルは個人輸入の通販サイトで安く売られている場合がありますが、購入することはおすすめしません。こちらでは、個人輸入のアフターピルの危険性やリスクについてご紹介します。

粗悪品・偽造品を買わされる可能性がある

個人輸入の通販サイトでは、管理や輸入方法に問題のある粗悪品や、避妊効果が期待できない偽造品を買わされる可能性があります。中には品質や効果に問題がない場合もありますが、医薬品の個人輸入に関しては、厚生労働省からも医薬品等を海外から購入しようとされる方への注意喚起がなされています。

もし、購入したアフターピルが粗悪品や偽造品だった場合、妊娠する可能性や健康被害に遭う可能性が高まります。粗悪品・偽造薬かどうかは見た目だけでは判断できません。安全性を無視して、安いからと言って購入しないようにしてください。

副作用があってもサポートがない

個人輸入の通販サイトで購入したアフターピルは、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない可能性があります。医薬品副作用被害救済制度とは、医薬品を正しく使用した場合に、副作用が起こり入院治療が必要になったり、重篤な健康被害に遭った場合に、医療費・年金などを給付してもらえる制度です。

給付の請求には、医師の診断書や投薬・使用証明書、受診証明書などが必要です。しかし、個人輸入の通販サイトではこれらの証明書がなく、厚生労働省の公式サイト「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」でも個人輸入の医薬品による健康被害は、救済対象にならないことが明記されています。副作用が起こる可能性は低いとしても、万が一に備えておくことが大切です。

アフターピルの到着までに時間がかかる

個人輸入の通販サイトでは海外からアフターピルを輸入しています。アフターピル到着までに時間を要し、性行為後かなり時間が経ってから手元に届く場合があります。実際に、海外から発送された場合、購入から到着まで2週間程度かかることもあります。

性行為後1～2週間経過してしまうと、既に卵子と精子が受精し、着床（妊娠）していることは十分に考えられます。望まない妊娠を高い確率で避けるためにも、産婦人科やオンライン診療を利用し、必ずアフターピルの有効な時間内に服用できるようにしてください。

アフターピルの薬局販売に関してのよくある質問

アフターピルの薬局販売に関して、まだまだ疑問がある方も多いでしょう。ここからは、アフターピルの薬局販売に関してよくある質問にお答えします。

アフターピルが処方箋なしで市販化されるのはいつからですか？

2024年7月現在、アフターピルの処方箋なしでの市販化は決定していません。

市販化へ向けての動きはあり、2023年11月から市販化に向けて一部の薬局にて試験的に販売されている段階です。あくまで試験販売であり、調査結果から市販化へ向けての検討がなされます。

しかし、実際に市販化するとなると、たくさんの課題の解決や環境整備が必要となるでしょう。よって、アフターピルの処方箋なしでの市販化は、まだまだ先となりそうです。

アフターピルはマツキヨなどの薬局以外だとどこで買えますか？

アフターピルは産婦人科やクリニック、オンライン診療で購入できます。

アフターピルは、医師の診察・処方を受けた場合に購入可能です。処方箋があれば、「保険薬局」「保険調剤」「処方せん受付」等の表示がされている調剤薬局でも購入できます。

個人輸入の通販サイトで売られていることもありますが、粗悪品や偽装薬が売られている場合があります。全てが粗悪品や偽造薬とは限りませんが、安全性の観点から個人輸入の通販サイトでの購入はおすすめできません。アフターピルの購入を考えている場合は、まずは気軽に相談しやすいオンライン診療を利用してみてください。

アフターピルはいつ飲めば良いですか？

アフターピルは性行為後できるだけ早く服用しましょう。

72時間用アフターピルは性行為後72時間以内、120時間用は性行為後120時間以内に服用することで高い避妊効果が期待できます。アフターピルは排卵を抑制したり、着床を防ぐことで避妊効果を発揮します。服用のタイミングが遅れてしまうと、すでに受精や着床をしてしまっていることが考えらえます。

実際に72時間用アフターピルの避妊率は、性行為後24時間以内で約95％、48時間以内だと約85％と時間経過ごとに効果が低下していきます。性行為後72時間以内、120時間以内を過ぎた場合でも、避妊効果がないというわけではありませんが、できる限り早く服用した方が望まない妊娠を高確率で防ぐことに繋がります。

未成年でもアフターピルは買えますか？

未成年でも生理が始まっていれば、アフターピルを処方してもらえます。

WHO（世界保健機関）でも、緊急避妊薬の使用に年齢制限はないとされています。ただし、クリニックによって対応は異なり、未成年への処方を行っていない場合や、保護者の同伴・同意が必要と定められているところもあります。

不安解消や正しくアフターピルを服用するためには保護者へ相談することをおすすめしますが、どうしても親にバレたくない場合は、保護者の同意や同伴不要のクリニックやオンライン診療を選びましょう。アフターピルの処方は保険適応外となるため、保険証を提示する必要もないので親にバレずに購入することも可能です。

アフターピルはマツキヨなどの薬局で買えるようになりますか？

アフターピルがマツキヨなどの薬局で買えるようになるかどうかは、現段階では決まっていません。

アフターピルは2024年7月現在、一部の薬局で試験販売されていて、薬局で買えるようにしても問題がないかデータを集めている段階です。データを収集した後は、市販化に向けての検討がされていく予定です。

アフターピルの市販化に向けての動きは高まっているため、今後薬局で買えるようになる可能性はあります。ただし、いつからなど具体的なことはわからない状況です。現段階でアフターピルは、産婦人科やクリニック、オンライン診療を利用して購入しましょう。

アフターピルは薬局では買えない｜まとめ

アフターピルは薬局で買えません。市販化に向けて全国145カ所の薬局で試験販売はされています。しかし、匿名性はなくアンケートへの協力なども必要で、気軽に購入できるわけではありません。

アフターピルは産婦人科・クリニックやオンライン診療で医師の診察・処方を受けた上での購入がおすすめです。特に、オンライン診療であれば、人にバレる心配がなく自宅にいながらアフターピルの処方を受けられます。

オンライン診療を選ぶ時は、料金やアフターピル到着までの時間などを確かめましょう。ご紹介したおすすめオンラインクリニックを参考に、少しでも早くアフターピルが服用できる信頼度の高いところを選んでみてください。